第7回ゼミ「ロールプレイング・ディベート」前のチームディスカッションから

第7回ゼミでは、「ロールプレイング・ディベート」前に、2手に分かれてチームディスカッションを行いました。模造紙&付箋を活用して、「プロジェクト推進派」「プロジェクト終了派」がそれぞれ意見を出し合いました。下記に、その記録をまとめました。

■A市アートプロジェクトの今後について
推進/反対の理由やプロジェクトの成果、課題など。

「アートプロジェクト推進派」
・ ボランティアが育った
・ 市長を支援する党の方針(議員)
・ 地元市民と社員が交流する場(企業)
・ 予算減での状況にも関わらず文化をサポートしたいという良識ある企業
・ イメージアップ、地域貢献(企業)
・ 退職後の生きがい(ボランティアの住民)
・ 文化欄が充実する(地元新聞記者)
・ 課外授業として使える、親との交流の場(学校の先生)
・ 住んでいる場所の知名度が高まり嬉しい(参加しない住民)
・ 地域的文化的価値アップ、知名度アップ(議員)
・ 地域の住民が自発的に企画を立ち上げるようになった。機会が必要。(住民)
・ “実施は絶対”予算措置されている(市のフェスティバル担当者)
・ まずポジティブに、やり方をリニューアルして始動します(事務局スタッフ)
・ 卒論として扱える(地元大学の学生ボランティア)
・ 福祉は人との触れあいが大切、多くの人が来るものは価値がある(福祉施設建設派住民)
・ 人が多く来るようになり、売上が増え、継続していくべきだ(商店街の会長)
・ 観光客が来る(商店主)
・ 税収が増える(市の財政)
・ 知名度アップ、今年は資金アップ求められる(事務局)
・ 地域貢献してるとの評価を得られる(大学)
・ 学生にボランティア、インターンさせたい(大学)
・ 生徒が自主的に参加(美術の先生)




「アートプロジェクト反対派」
・ 自分はただ自分の好きな作品が作れればよいので、アートフェスティバルである必要はない(参加アーティスト)
・ 減っていても継続してきた(行政側)
・ 美術館をつくったほうがよい(財務担当者)
・ メディアにとりあげられていない!(市のフェスティバル担当者)
・ 560万だとしょぼいから記事にならない、地元アピールにならない(地元新聞記者)
・ 今、どこの地域でもアートイベントをやっているので、アピールにならない。6年間の成果をまとめて、他のあたらしい活動を始めるべきでは?(地元新聞記者)
・ アートは反権力的、脱権力的であるべきだ
・ 今どき、アートより福祉!(介護老人保健建設推進派)
・ あたしたちのボランティア謝金が出ないならやらない!(地元学生ボランティア)
・ もう6年間もがんばってきたし一区切りしてそろそろ休みたい。婚活しなくちゃ。(地元のボランティア住民)
・ べつに自分達はボランティアができればよいので必ずしもアートである必要はない(フェスティバルボランティアの住民)
・ 外から人を呼んでも公害なだけ(参加したことのない住民)
・ 金の切れ目が縁の・・・
・ ボランティアでがんばってる人たちにきちんとペイも払えないのにやる意味なし(地元学生ボランティア)
・ 6年間やっていても自分はそのプロジェクトに参加したことはない、そんなものにやる意味はない!(参加したことのない住民)
・ NPOが自分とコネのあるアーティストに支援していただけ
・ この地域でアートでできることはやりつくしたんじゃないか?別のことをやった方がよい(不参加アーティスト)
・ より高齢化が進んだので、アートがわかる人がそもそも市民の中にいないのでは?(市のフェスティバル担当者)
・ 市民のアートリテラシーが低い(アーティスト)
・ ボランティア、スタッフからのクレームが多い(事務局スタッフ)
・ アートはブルジョワのものだ!もっとプロレタリアートに愛を!(議員)
・ 560万じゃそもそも何もできない(事務局スタッフ)
・ この地域にはアート・ファンばかりが住んでいるわけではない。6年もやってきたのだから、今度は別の利益集団の関心に配慮すべき(議員)
・ 6年で具体的な成果が上がっていない(行政)
・ モチベーションの低下(事務局スタッフボランティア)
・ 票とれない、文化じゃ(議員のホンネ)
・ 予算560万円では大した経済波及効果は期待されない(商店街の商店主、行政)
・ 地域のお祭りと何が違うのか?イベントの効果(議員?)
・ そもそもアートフェスティバルが行われていたことすら知らない(参加したことのない住民)
・ 商店の売上にはつながらなかった。やっていても意味がない。(商店主)
・ 去年、市民からクレームがありました(市のフェスティバル担当者)
・ 6年間も支援してきたのに、人材が育っていない(これまで協賛してきた企業担当者)
・ 560万じゃ「フェスティバル」はできない。フェスティバルができないならやる意味はない(NPO事務局)
・ 予算560万規模のフェスティバルでは質も期待できず、話題性がない(マスコミ、地元新聞記者、テレビ局)
・ お金の使い道、内訳が不透明
・ これを市が助成する意味が見えにくい(市の担当者)
・ 学校の中で何かするのはやめてほしい
・ 子供たちの学力低下の方が問題。教育の方にもっと予算をつけるべき(学校の先生)
・ 予算が少ないフェスティバルは経済波及効果や企業のイメージアップ(ブランディングへの効果)の点であまり信頼できない。(お金の問題=信頼関係の問題、winxwinが期待できない)
・ 企業のPRにならなかった(企業)

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