「評価」といわないなら何と表現する?

第1回ゼミでは、付箋ワークショップ形式で「評価に関する4つの質問」をしました。
4つ目の質問は、「評価という言葉を使ってOK?評価と言わないなら何と表現する?」。
皆さんからは、下記のような意見が出ました。

・ 「達成度」
・ 使ってよい。「値踏み」
・ 「価値判断」
・ 言葉は使いたくない
・ 「観測」「測定」など、価値判断的にニュートラルな言葉か
・ Twitterにおける「ふぁぼり」みたいな言葉
・ 「確認」
・ 使ってもいい
・ 評価という言葉を使ってもよいと思うが、それ以外の言葉を使うとしたら「意味づけ」か?
・ 「達成したことは何か?」(「達成度」)
・ 使ってOK。「順位づけ」
・ 「かたちに残すこと」
・ 「見直し」「review」「点数をつける」
・ 目的によっていろいろな言葉でよいと思う。「レビュー“Review”」
・ 「振り返り」「Research」
・ 「レビュー」「振り返り」
・ 「評価」という言葉を使う領域と使わない領域を切り分けることが大切?
・ 使ってよい。「対話」「(指標)」
・ 「レポート」「報告」


どれも、なるほどです。
「評価」という言葉を巡る議論は、のちのゲスト講師をお招きするゼミでも
話題になると思いますので、引き続き考えていきたいと思います。


最後に、初回ゼミ内で、口頭でお伝えした私の付箋メモを、以下に書き留めます。

・ マーケティング
・ 検証
・ モニタリング
・ 振り返り
・ アセスメント
・ スクリーニング
・ 査定
・ 見積もり
・ マーキング
・ 検査
・ rating


活動をよりよくしていくための点検行為、過去の活動のチェックと課題の抽出行為、一定の基準に達しているかを確認する行為、多数の中から選択・選考する行為、そのために点数をつける行為、まだ見ぬ知らぬもの・人にたいしておおよそのあたりをつける行為、説得材料や客観的な説明材料をそろえるための行為……。評価ってマーケティングではないだろうかと考えたこともあります。

「評価」とひとことで言っても、実際に行う中味や目的は、かなり異なることを、今後のゲスト講師の評価事例からも確認していきたいと思います。


そういえば、「評価」の別の表現をいろいろ考えていて、
「評価」という言葉を英訳するときの難しさを思い出しました。
逆にevaluation、appraisal といった単語が同じ文章にあった場合、
日本語に訳す(訳し分ける)難しさも思い浮かべたりしました。


【若林】

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