9/14 、第3回ゼミ開催

9/14(火)、第3回目の評価ゼミを開催しました。
ゲスト講師は、アサヒビール芸術文化財団の加藤種男さんです。
























今回のテーマは「企業メセナの評価」。
加藤さんをゼミにお招きし、20年間携わっておられるアサヒビールのメセナ活動の
評価について話を伺いたかった理由は2つありました。

一つは、他の社会貢献活動の評価指標とは別に、メセナ(芸術文化支援活動)用の指標も作っておられること。これは企業の中ではめずらしいと思い、ぜひ詳しく話をきけたらと思いました。少なからぬお金を投じて外部評価を受けた結果、やはり自ら活動検証する重要さに気づいた過去があったとのことでしたので、アサヒビールとしての主体的な評価の取り組みについてうかがえたらと思いました。

もう一つは、徹底した「現場主義」を貫いておられること。
加藤さんは、全国各地のメセナ含むアートプロジェクトを、年中行脚して見ておられるので、
どのような視点でそれらを“評価”されているのか(いなか)お話しいただくと、
本ゼミにとっては大変参考になるのではないかと思ったからです。

レクチャー内容の詳細は、ゼミ生のレポートに譲りますが、
以下、今回のゼミ概要を記録します。

【第3回評価ゼミ】
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■日時:2010年9月14日(火)19-21時 
■会場:Tokyo Artpoint Project Room 302(アーツ千代田3331内)
■ゲスト講師:アサヒビール芸術文化財団 事務局長 加藤種男さん
■内容:「企業メセナの評価」
他団体への協賛や寄付をおこなう、あるいは自ら文化活動を主催する企業メセナの現場では、
どのような観点で評価をおこなっているのか。現場の実践と実情を学ぶ。
・19:00~20:30 加藤さんレクチャー
・20:30~21:00 質疑・応答、ディスカッション
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■講師プロフィール
加藤種男 (かとう たねお) 財団法人アサヒビール芸術文化財団 事務局長
1990年にアサヒビール(株)企業文化部課長就任以来、企業によるメセナ活動を幅広くリード。2002年より現職。アサヒビールのプロジェクトとして、アサヒ・アート・フェスティバル、ロビーコンサート、文化・音楽講座等多彩なメセナ活動を展開。アートと市民社会をつなぐ企画のプロデュースを多数手掛ける仕掛け人としての顔も持つ。2004年~2009年、横浜市芸術文化振興財団専務理事として横浜市の文化政策推進の旗振り役も務める。
アートNPOリンク理事、日本NPOセンター評議員、埼玉県芸術文化財団理事、企業メセナ協議会理事・研究部会長。共著に『新訂アーツマネジメント』。

■配布資料
• 加藤さんレジュメ「アートプロジェクトを評価するために―アサヒ・アートフェスティバルを例として―」
•AAF(アサヒ・アート・フェスティバル)検証シート
•ニューズレター「アサヒビールMECENAT」 vol.27(2010 Jun.-Aug.)
•「アートツーリズムでいこう ASAHI ART FESTIVAL2010」
•『Wah<すみだ川のおもしろい>展 図録』
•「企業メセナにおける評価の取り組みヒアリング調査」(企業メセナ協議会、2003)
•「メセナリポート2008」(企業メセナ協議会、2008)

(セルフリサーチ資料)
•『山梨県立博物館の通信簿―エヴァリュエーション・ツアー・チェックポイント帳』 (つなぐNPO+山梨県立博物館、2006)
•評価ゼミ9/1研究会レジュメ 事例報告:『2008鳥の演劇祭 評価報告書』

■参考文献・資料
•『アサヒビールメセナデータブック』 (アサヒビール株式会社、2003)
アサヒビールの文化・社会貢献活動 http://www.asahibeer.co.jp/csr/soc/index.html
アサヒ・アート・フェスティバル http://www.asahi-artfes.net/


今回は、終了後に交流会も開催。
加藤さんを囲み、にぎやかに話に花が咲きました。
























【若林】

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